LD・ASDの子に効果あり!家庭でできる学習支援と特性を活かす工夫

前回の記事までで、私たちの生活システムを安定させるための「諦め」と「機械への投資」についてお話ししました。土台が整ったところで、次に私たち夫婦が注力したのは、長男・次男それぞれの特性に合わせた「学習」のサポートです。

私たちは、無理に勉強をさせるよりも、できることをさせて自信を少しずつ持たせるというスタンスを基本にしました。


1. LD長男:「文字が読めない」の壁を壊した奇跡の先生

長男はLDの特性により、「文字が読めない、読みたくない」という大きな壁に直面していました。

課題私たちのシンプルな解決策
文字が読めない短い文章から読めるよう徹底。耳で聞いて覚える得意な方法は否定せず継続させました。
読むことへの抵抗1年生時の担任の先生が、昼休みなどに別メニューで個別に指導してくださったことが大きかったです。
学習の定着お風呂場に数字や五十音表を貼る。本人がリラックスしている時間に、ちょっとずつ自分で学習するのを促しました。
算数の壁暗算は一旦諦める。まずは指で数えるのを繰り返し、九九もこの方法でお風呂場で少しずつ定着させました。

■ 読む喜びへの変化:「最強王」の力

先生のサポートでだいぶ読めるようになってくると、「読めるのが嬉しい」という気持ちが芽生えたようです。車に乗っているときに看板を読むようになり、そのうち本人の好きな本(漫画含む)を読むことで、さらに読解力を伸ばしていきました。特に「最強王」シリーズは良く読んでいました(やはり男の子はこういうのが好きですよね)。

誰かに強いられたのではなく、「読めるようになった喜び」が、彼を次のステップへと進めてくれたのです。


2. ASD次男:「こだわり」を逆手に取った集中力強化

ASDの特性を持つ次男は、一度ハマるとひたすら繰り返す「こだわり」があります。私たちはこれを「欠点」ではなく、「集中力を鍛えるための才能」として活かすことにしました。

特性私たちが活用したサポート(具体的なツール)効果
反復へのこだわりひたすら同じ動画やアニメを見続けることを容認
ひたすらU-NEXT使ってます。
驚いたことに、言葉は思ったより早く出て、語彙が増えました。
リズム・反復への愛着赤ちゃんの時は「だるまさんが」シリーズにかなりお世話になりました。これは他の姉弟も大好きで、家族共通の遊びとしてとても助けられました。繰り返しのリズムが安心感と楽しさに繋がり、後の学習にも活きました。
単語認識への集中力「はらぺこあおむし」の単語カードを導入。これも繰り返し行うので、単語を思ったより早く覚えることができました。
視覚的な正確さシール貼りを推奨。ぴっちりと並べて貼ることに集中し、遊びながら集中力を鍛えられた気がします。
ハマると強い形合わせのパズルなど、本人が興味を持つものを見つけました。なにごともハマれば繰り返すので、やり始めるまで一緒にやれば、あとは自分で集中して覚えていくことができました。

とにかく、勉強に関してはまわりのレベルについていくことよりも、本人のレベルに合わせてできることを行い、自信をつけさせることを最優先に意識しています。

まとめ:学習の「満点」は、社会で生きる自信

長男の「読む喜び」や、次男の「こだわりに火をつける」というアプローチは、私たちが親として「子どもの特性を理解し、環境を整える」ことに成功した証拠です。

無理に勉強させて自己肯定感を下げるよりも、「自分はできる」という小さな成功体験を積み重ねることこそが、彼らが将来、社会で生きていくための揺るぎない自信になると信じています。


次の記事予告

これまでの記事で、特性への理解、生活の安定、学習支援と続きました。次回の記事では、私たち家族が直面ほかの課題、「ほかの姉弟」についてお話しします。

LDやASDの特性を持つ兄弟を持つ、他の子どもたちへの「心のケア」と「不公平感の解消」に、私たち夫婦がどう向き合ったか、正直にお話しします。

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