これまでの連載では、長男(LD)と次男(ASD)の特性と子育てについてお話ししてきましたが、今回は三男が抱える、命に関わる切実な問題、**「熱性けいれん」**についてお話しします。
予測不能な発作と、それに伴う極限状態での親の対応は、多くの親御さんが知っておくべき現実かもしれません。
1. 三男の熱性けいれんと、専門医からの指示
三男は、38度以上の熱が出ると、かなりの頻度で熱性けいれんを起こします。
- 常備薬: けいれん止めの**坐薬(ダイアップ)**を常備しています。
- 小児科医の指示の難しさ: 小児科の先生からは、「坐薬を使ってフラフラしているほうが危険かもしれないので、予防的に使うよりは、痙攣が起きた時に使用するように」と指示されています。
けいれん自体は様子を見ておくしかないのですが、親としてはやはり心配になります。だいたい5分以内でおさまりますが、熱が出ると、いつどこで起きるかわからないため、常に**「発作への注意」と「二次事故への警戒」**で見守るようにしています。
2. 目の前で起きた、命に関わる二度の危機
熱性けいれんで最も怖いのは、発作中の二次的な事故と、発作が長引くことです。私たちは、どちらも経験しました。
① 階段での転落事故
一度、三男が階段でいきなり痙攣を起こし、少し落ちたことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、日常生活の中の危険な場所(階段、テーブルの角など)から目を離せないことを痛感しました。
② チアノーゼからの心臓マッサージという極限
さらに衝撃的だったのは、痙攣が5分くらい続いた後の出来事です。
- 異変: 痙攣がおさまった後、三男は動かなくなり、**チアノーゼ(唇や顔が青くなる状態)**を起こしました。ゆすっても叩いても反応がありませんでした。
- 親の行動: 「これは心臓マッサージが必要だ」と直感し、心臓マッサージをしました。
- 結果: 10回程度で動き出しました。すぐに救急車を呼び診てもらいましたが、幸い何も問題ないとのことでした。心臓は止まっていなかったかもしれませんが、あのとき**「やるしかない」**と判断し行動したことは、今振り返っても自分を驚かせます。
この経験は、本当に衝撃的で、**「命はいつ、突然危機に瀕するかわからない」**という事実を突きつけられました。
3. 極限の危機で発揮された「冷静さ」の分析
次男の交通事故の時もそうでしたが、パニックになりそうな場面で逆に冷静に行動できたことは、自分でも驚きでした。
これは単なる偶然ではなく、「やるしかない」という使命感からか、あるいは極度のストレス下で冷静になる特性なのかもしれません。
しかし、何よりも心強かったのは、職場の研修で心臓マッサージの練習などを真面目にやっていたことです。頭で手順を理解し、体がそれを覚えていたからこそ、究極の場面で**「行動」**に移すことができたのだと思います。
今後も、子どもの命を守るため、救命研修などには真面目に取り組もうと改めて強く決意しました。
まとめ
熱性けいれんは、親にとって予測不能な恐怖です。発作への対処法と同時に、事故を防ぐための環境整備や、救命処置の知識を親が持つことの重要性を痛感しました。
発作中の子どもを前に冷静でいることは難しいですが、**「もしものときのために知識を持つこと」**が、結果的に親の冷静さを保ち、子どもを救う力になるのだと信じています。
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