発達障害の子育てで妻がうつ病に。7人家族を救った夫婦の役割分担ルール

前回の記事で、きょうだい児の心のSOSと、家中の壁が落書きだらけというわが家のリアルをお話ししました。このカオスな家庭システムを維持する中で、奥さんは子育てやその他のストレスからうつ病を患ってしまいました。

奥さんには、長男(LD)が比較的言うことを聞いてくれた分、次男以降が全くいうことを聞いてくれない状況に対し、**「こんなはずではなかった」**という思いが強くあったようです。

本記事では、この**「非常事態」の中で、私たち夫婦がどのように協力体制を構築し、家庭のシステムが崩壊しないための役割分担ルール**を決めたのか、その実態を正直にお話しします。


1. 非常事態宣言:うつ病と、残された「妻のこだわり」

■ 奥さんの状況と本音

子育て中のストレスやその他の要因で奥さんはうつ病になってしまいました。この状況は、家庭全体にとっての**「最優先のシステム不具合」**です。

■ 「趣味」を守る役割分担

私たちは奥さんの体調を最優先する中で、奥さんの**「心の安定」**に繋がる活動を最優先することにしました。

  • 奥さんは、うつ病の中でも料理とお菓子作りが趣味なので、できるだけそのタスク(料理)は残しました。
  • これは、奥さんの負担軽減だけでなく、**「手作りの食事」**という子どもの強いこだわりを満たすための、戦略的な判断でもありました。奥さんの心を守りながら、子どもの特性にも対応できる一石二鳥の選択でした。

2. 夫が担う「システムの維持」タスク

奥さんの体調を最優先し、人との関わりがストレスになる奥さんに代わり、私が引き受けた**「家庭のシステムを維持するためのタスク」**は以下の通りです。

■ 夫の完全分担体制

  • 後片付け全般: 食後の後片付け、鍋などの調理器具洗い(奥さんが料理をする分、私は洗い物を担当)、ゴミの分別と捨てに行くこと。
  • 育児と準備: 子どもたち(5人)のお風呂朝の準備保育園の送り迎え
  • 掃除: 普段はほとんどしていませんが、あまりにひどいときに私がまとめて掃除することにしています。
  • 洗濯のサポート: 洗濯回数が多いので、奥さんが干せないもの(全体の1/3から半分くらい)は私が干します。

■ 「できないこと」の明確化

奥さんがうつ病で人とかかわるのがストレスになるため、**自治会やPTAなどの「家庭外のタスク」**は、私たち夫婦が担えるリソースを超えていると判断し、参加できないことを明確に決めました。


3. 夫婦のルール:罪悪感と「許し」のマインドセット

■ 夫婦の「暗黙の了解」

夫である私自身も、料理は「たまにあるくらい」で、得意ではないけれど**「後片付けと段取り」**に集中することで、夫婦間のバランスをとっています。

私たち夫婦には、**「奥さんの体調最優先」**という暗黙の了解があります。家事の完璧さ、人付き合いの全てを諦め、奥さんが自分の好きなこと(料理)を最低限できる環境を整えることが、家庭のシステムを長期的視点で安定させる唯一の方法だと夫婦で合意しています。

「家事の平等」を求めるのではなく、「最も困っている人」をシステムがどう支えるかという課題だと捉え直すことで、罪悪感を「許し」に変えることができました。


まとめ

私たち夫婦は、奥さんの「うつ病」という現実に向き合い、**「料理は妻、後片付けと送り出しは夫」**という、私たち家族にとって最適な分業体制を確立しました。この役割分担こそが、カオスな7人家族のシステムを「フリーズ」させないための、最も重要なルールなのです。


次の記事予告

次回の記事では、これまでの連載で触れられなかった**「専門的なサポート」についてお話しします。長男・次男が受けた療育や相談の具体的な内容**、そしてそこで教わった**「家庭で使える専門的な関わり方」**について、詳しくお伝えします。

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