【システム化育児】ASD次男の「こだわり」に対応!癇癪激減の3つの生活ルール

【システム化育児】ASD次男の「こだわり」に対応!癇癪激減の3つの生活ルール

前回の記事で、次男のASD(自閉症スペクトラム)診断のきっかけとなった事故についてお話ししました。

診断が下りた後、私たちは「彼の世界観」を尊重するために、様々な対策を講じましたが、正直なところ、多くの育児情報にあるような「完璧な視覚支援」や「一日のスケジュールボード」を導入できるほど、5人兄妹の育児に余裕はありません

そこで私がとったのは、「労力をかけずに、最もリスクを減らす」という、システム管理者的なアプローチでした。


1. 「できない」を認める:感覚過敏へのシステム制限

次男の癇窌の多くは、彼の感覚過敏が引き起こしていました。これに対し、一般的な「慣れさせる」というアプローチではなく、「刺激を物理的に遮断する」という制限を設けました。

困りごと対策(システム制限)親の心境(正直なところ)
肌触り・着心地服は基本的に綿100%のみ。私も共感できたため、すぐに採用。「全員綿100%にすれば洗濯が楽」と、結果的に自分もメリットを得られました。
音(ドライヤー/掃除機)掃除機の使用を諦める。夜中の騒音リスクもあるため、もともと床掃除は後回しでした。掃除は「追いつかないもの」と割り切り、ほとんど掃除しません(できません)。粘着ローラーやワイパーが主役です。
光(日光)赤ちゃんの頃はサンシェードを徹底。意外と慣れてきたのか、最近は眩しさに怒り出すことは減りました。原因がわかれば、環境設定をすればいいだけなので気持ちが楽です。
体の拘束シートベルトや手つなぎを嫌がるため、ベルトは緩める。歩くときは常に真横に付くか、抱っこ・肩車。「手をつなぐ=拘束」であることを理解し、エネルギーと時間を割くことを諦めました。身体的な安全は譲れませんが、無理強いはしないと決めました。

これらは「育児の工夫」というより、「次男にとって不具合の出る刺激を徹底的に排除する」という、徹底したリスクマネジメントでした。


2. 「活かせない」を認める:ルーティン化の見守り体制

次男はコップの「際」並べ、動画や歌のエンドレス視聴・ダンスなど、特定の行動を繰り返すことで落ち着くという特性があります。

正直、これらのこだわりを「良い方面に活かす」ための高度な療育テクニックを導入する時間も気力もありませんでした。

なので、実際のところは「危険でなければ見守る」という姿勢です。

これは「育児を放棄している」のではありません。彼の「これはやらないと落ち着かない」という要求が彼の世界を安定させているのなら、エネルギーをそちらに使わせ、他のことで大きな癇癪を引き起こすリスクを回避することを選びました。


3. 最優先タスクの実行:睡眠障害への介入

私たち家族にとって、最も深刻な問題は次男の昼夜逆転でした。これが原因で、奥さんも私も慢性的な睡眠不足に陥り、愛情をもって接するための心のメモリが枯渇していました。

これは、家族全員の健康と安全に関わる「最優先のシステム不具合」だと判断しました。

専門医に相談した結果、「睡眠障害が強い」と判断され、メラトベルという薬を処方してもらいました。

  • 効果:この薬のおかげで、次男の寝る時間を早めることができました。

これは、他の「見守るしかない」課題と違い、専門家の介入で明確な解決策を得た、私にとっての最大の成功体験です。睡眠時間が確保されたことで、奥さんの精神状態が安定し、私たち夫婦も冷静に子どもたちと向き合える心の余裕が生まれました。


まとめ:諦めがもたらした「システムの安定」

結局、私が導入した「生活ルール」とは、「完璧な育児を諦め、子どもの特性から生じるリスクを最小限に抑え、親の心身が安定する最優先の課題(睡眠)に対応すること」でした。

子育ては、満点を取る必要はありません。システムを「フリーズ」させないことが一番重要だと、次男が教えてくれました。


次の記事予告

次回の記事では、いよいよ長男・次男の特性を踏まえた上で、「5人兄妹の育児で、私が手放して諦めたこと」や、「効果が高かった家事・育児の時短ツール」について、詳しくお話しします。

子育ての時間をどう捻出し、家族の笑顔を守っていくか。私が行き着いた「効率化」の答えをお届けします。

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