【普通を諦める】LD長男のために支援学級を選んで、すべてが好転した話
前の記事で、長男(9歳、LD)の「ワーキングメモリの壁」についてお話ししました。彼は悪気なく頼みごとを忘れ、その結果、私たち親子のイライラのループが生まれていました。
しかし、その日常のカオスを解消する上で、私が「いわゆる普通」を諦め、なんとか長男をサポートするために行った最大の決断があります。
それは、普通学級を諦め、支援学級へ移籍したことです。
勉強が苦手、ではない。「文字が読めない(読みたくない)」という現実
正直、私は彼に最初から勉強は期待していませんでした。言葉も若干遅れている感じもありましたし、5人兄妹の育児で、じっくりと机に向かう時間もなかなか取れませんでした。
しかし、いざ小学校に入学すると、予想以上に大きな壁にぶつかりました。長男は、文字を読むということができなかったのです。
宿題の音読を聞いていると、どうも様子がおかしい。よく聞くと、彼は目で見ているのではなく、授業中に耳から聞いて覚えた音を、丸暗記で発声しているだけでした。文字を追うこと、文章として内容を認識することができないため、算数などの説明文も理解できず、授業についていくのは不可能でした。
これは、ワーキングメモリが少ないのに、なぜか聴覚的な記憶が優れているという、彼の興味深い特性の表れでもあります。しかし、学習の土台を失った彼は、次第に学校を拒否するようになりました。
「行きたくない場所」になった学校と、親の諦め
できないことが積み重なる毎日。当然、長男にとって学校は楽しい場所ではなくなりました。
- 宿題をしなければ、叱られる。
- 学校に行っても、何を言われているか理解できない。
その結果、長男はわざと筆記用具や教科書を家に忘れていくという、SOSのサインを見せ始めました。私としても、いくら説明してもわかってもらえず、適切なサポートができていないことに限界を感じていました。
正直、このころはもう「本人が嫌なら学校に行かなくてもいいか」とすら思っていました。
専門医の診断と、パパの決意
長男の現状を解決するため、専門的な意見を聞くことにしました。小児科で相談し、臨床心理士のカウンセリングを受けた結果、長男にはやはり学習障害(LD)があるという診断が下されました。
薄々そうではないかと感じてはいましたが、専門家から「LD」と明言されたことで、私の心は決まりました。「これは、本人の努力や、親の気合でどうにかできる問題ではない」と。原因がはっきりすると、対処法もいろいろ見えてきます。
支援調整担当の「嫌そうな顔」の裏側
診断が確定した後、私はすぐに支援学級に移りたいと小学校に連絡しました。
しかし、その時の支援調整担当の先生の反応は、正直に言って今でも忘れられません。明らかに嫌そうな顔をされたのです。
「手続きが面倒だから?」「クラスの編成が変わるから?」理由はわかりません。この時、「学校側の都合」と「長男の未来」を天秤にかけるのはナンセンスだと悟りました。
(もちろん、全ての先生がそうではありません。担任の先生は休み時間などに個別に指導してくれたこともあり、このころには長男もだいぶ文字を読めるようになっていました。)
私たちは、「長男ができたという成功体験を積むこと」こそが、彼にとって一番の栄養になると信じ、支援学級への移籍を断行しました。
支援学級への移行で、すべてが好転した
結果は、私たちが望んだ通りになりました。
支援学級では、長男の学習特性に合わせた個別指導が行われます。読み書きを強制されるのではなく、彼が理解できるペースで、できることから着実に進める環境です。
- 成功体験が増えた:小さな「できた!」を積み重ねることで、彼の顔つきが変わりました。
- 自信を持った:自分のペースで進める安心感から、自信を持つようになり始めました。
- 学校に行くようになった:家で筆記用具を忘れることもなくなり、自分から進んで登校するようになりました。
親として「普通学級」という選択肢を諦めるのは、最初は勇気のいることでした。しかし、「子どもの特性に合った環境を与えること」こそが、本当の意味で親がしてあげるべきサポートなのだと学びました。
次の記事予告
この支援学級への移行に加えて、私が長男へのサポートで「やめたこと」と「本当に効果があったこと」は他にもたくさんあります。
次の記事では、そんな私がいわゆる普通を諦め、なんとか長男をサポートするために「やめたこと」と「本当に効果があったこと」について、具体的なエピソードを交えながらお話しします。あなたの育児のヒントになるよう、正直な情報をお届けします。
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